浴室パネルにサビ膨れが生じる原因
「浴室の壁にサビが出て膨らんでいる…。」そんな症状が出た場合は早めの対応が必要となります。
浴室パネルのサビ膨れの主な原因は、湿気と水分の侵入による金属部分の腐食。具体的な要因は以下のとおりです。
高湿度環境
浴室は常に湿気が高いため、金属部分が酸化しやすく、長期間放置されると錆びが広がります。
防水処理の不十分さ
パネルの接合部や端部に防水処理が施されていない、あるいは劣化していると、そこから水分が侵入し、内部の金属部分が錆びる原因になります。
コーキングやシーリングの劣化
浴室のパネル周囲に使われているコーキング材やシーリング材は、時間が経つと劣化してひび割れが生じます。この隙間から水分が入り込むことで錆が発生しやすくなります。
施工不良
パネルの取り付け時に適切に接着や防水処理が行われていない場合、わずかな隙間から水分が入り込み、内部が錆びて膨れが発生することがあります。
このような要因が重なると、浴室パネルに錆びが発生し、膨れてくることが多くなります。
サビが進行すると、補修が難しくなる恐れがあります。早期に対処することで、壁の美観と機能を保ち、トラブルを未然に防ぎましょう。
浴室パネルのサビ膨れ補修の作業手順
サビ・腐食部の除去
まず、スクレーパーを使って膨れているサビ部分をしっかり除去。表面を平らに整えることで、化粧パネルの粘着力がしっかりと発揮され、耐久性もアップします。
化粧パネルの作成
使用するパネルは「アルミ複合板」。高耐久で防錆・耐衝撃性に優れており、腐食範囲より少し大きめにカットし、バリを軽く磨きます。剥離シートを剥がすとピカピカの仕上がり!
接着面を整える
防水・防カビテープを貼り、穴が空いた部分にはコーキングを充填。粘着力と防水効果を高めるため、隙間部にもコーキングを塗布します。
空間部にコーキング充填
損傷が大きな箇所には、しっかりとコーキングを流し込み、空洞を埋めます。
化粧パネルの貼り付け
穴を覆うように化粧パネルを貼り、指で圧着してしっかり固定します。
端部にコーキング打設→完了!
マスキングで養生し、コーキングを施して仕上げます。特に下端は多めに充填し、隙間なく仕上げることで水の侵入を防ぎます。
浴室パネル補修 参考見積金額
項目 | 費用 |
---|---|
パネル・シーリング材(材料費) | 8,000円 |
施工費 | 15,000円 |
諸経費 | 5,000円 |
合計 | 28,000円 |
1. パネル・シーリング材(材料費):8,000円
浴室のサビ膨れ部分を補修するために必要なパネルやシーリング材の材料費です。高耐久・防水性を兼ね備えたアルミ複合板や、接合部分のシーリング材を使用し、浴室に最適な補修を行います。
2. 施工費:15,000円
補修作業全般にかかる費用です。サビ除去や表面の整え、化粧パネルのカット・貼り付け、コーキングなど、技術を要する各ステップに対して丁寧な施工を行います。
3. 諸経費:5,000円
施工時に必要な消耗品や工具のメンテナンス、現場管理などの費用が含まれています。高い仕上がりを実現するために必要なサポート費用です。
合計金額は28,000円となります。
各項目を含めたこの料金により、浴室のサビ膨れをしっかりと補修し、清潔で美しい状態を保つことが可能です。ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください!