玄関ドアフィルムの剥がれを修理する方法
下の写真はWEBサイトからお問い合わせ頂いた宮城県富谷市のS様邸の玄関ドアになります。
「玄関ドア表面のフィルムが剥がれて来ている…」との事でご相談を頂きました。
一見綺麗な玄関ドアですが…。
玄関ドアシートに皺が寄ったり。
箇所によっては玄関ドアの金属下地が大きく現れている所もありました。
太陽光による紫外線や熱による経年劣化や、ドア製造時のシート接着剤の塗布量が少なかったりする事が原因で、このような現象が起こる事があります。
このような剥離が起こった場合でも、多くの玄関ドアでは「シートの張替」という方法で綺麗に修復を行う事ができます。
玄関ドアシート張替の施工
【STEP1】張替範囲・シート柄の決定
カタログやカットサンプルを基に施主様と打ち合わせを行い、今回は既存玄関ドアシートに一番近い柄で、玄関ドア表面のみの張替を行う事になりました。
※玄関ドア枠やドア裏面のシート張替を行う事で、玄関ドアのデザインそのものを大きく変えてしまう方法も可能です。
【STEP2】既存劣化シートの撤去
まず、劣化が生じている箇所を範囲を中心に、手作業でシート剥がしを行います。下地に隆起している箇所が残っているとシート張り仕上げた際に凸凹が目立ってしまうため、丁寧に時間を掛けて行っていきます。
美しく仕上るための大事な作業です。やすり掛けを行いながら時間を掛けて丁寧に進めていきます。
シート剥がし作業が完了しました。玄関ドア全体が平滑な面のみとなりシートを施工できる状態になりました。
【STEP3】清掃・プライマーの塗布
続いてシート用の接着剤を全面に塗布していきます。接着剤の塗布量が少ないと時間の経過と共にまた同じように剥離が生じる可能性があるため、塗り漏らさないよう作業をしていきます。
剥離が生じやすい端部は一層丁寧に作業を行います。
【STEP4】シートの施工
下地処理が完了し、いよいよシートを張り仕上げていきます。
曲面の箇所等に皺や寄り等が残らないよう、慎重に作業を進めていきます。
【STEP5】ヒートガンを使用し圧着
シート張り上げが完了しました。最後の仕上にヒートガンで表面を加熱しシートを圧着し、より強力に密着するように仕上ていきます。
剥がれの起こりやすい端部はより丁寧に圧着作業を行います。
玄関ドア リフォームシート張り工事が完了
玄関ドアシートの張替が完了しました!
剥がれが生じてしまった箇所も、このように綺麗に修復を行う事ができました。
このように、玄関ドアフィルムの剥がれは専用のダイノックシートを上から施工する事で、新品のドアのようにリフォームする事が可能なのです。
玄関ドアシート張替で掛かる費用
玄関ドアシートの貼替単価は主に、”材料代+施工手間代”の内容で構成されます。
玄関ドアのデザインがシンプルな平面の場合、施工時間が短くて済むため、その分費用が抑えられます。
反対に、意匠性のあるデザインで凹凸や採光窓が多く、工事が1日で完了しない場合等は掛かる費用が高くなる可能性があります。
玄関ドアシート施工 参考工事価格
フラット(平面) | 凹凸・窓有り | |
表面貼替 | 80,000円~ | 100,000円~ |
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両面張替 | 120,000円~ | 150,000円~ |
上記はあくまで参考価格になり、実際の金額は施工条件によって変動致します。
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