「浴室の水栓を交換したいけれど、難しそう…」と思っている方も多いのではないでしょうか?実は、後付偏心管を使えば、初めての方でも簡単に浴室の2ハンドル水栓をサーモスタット水栓に交換できるんです!偏心管は接続位置を調整できるので、複雑な位置合わせも楽々。今回は、誰でもできる水栓交換方法をステップごとにわかりやすくご紹介します。交換を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
浴室水栓交換前に知っておきたい注意点
古い水栓の取り外しリスク!壁内給水管の破損に要注意
古い水栓を取り外す際、見えない壁内で配管が劣化している可能性があります。その状態で無理やり取付脚を外そうとすると、壁内の給水管が折れて破損してしまい、修理のために壁の開口等大掛かりな工事が必要になる場合があります。
特に写真のような見るからに古びた水栓は、壁内の給水管がかなり劣化している可能性が高いため注意が必要です。
後付偏心管を使用する事で古い水栓交換もリスクなく交換可能!
後付け偏心管とは、壁からの水栓取り付け部のピッチを調整する部材です。後付け偏心管を使うことで、新しい水栓を正確に水平に調整できるため、位置が少しずれている古い配管でもぴったりと取り付けることが可能です。また、偏心管により、壁内配管に過度な力をかけずに交換でき、壁内部の配管を破損するリスクも抑えられます。
必要な材料・工具
- サーモスタット水栓
- 後付け偏心管
- モンキーレンチ
高儀(Takagi) ショートワイドモンキー 24mm GISUKE SWM-24【口開きワイドで手のひらサイズ】 モンキーレンチ スパナ ミニ 六角レンチ 水道用 パイプ モーター 水栓 - ドライバー
- 水平器
- シールテープ
交換手順
既存の水栓を外す
まず、止水栓を閉め、既存の2ハンドル水栓を取り外します。この際、クランク(取付脚)は残して本体のみを交換するようにしましょう。クランクごとの交換は壁裏の給水管に影響が及ぶ可能性があるため、プロに相談するのが安心です。
偏心管の取り付け
既設のクランクと新規のサーモスタット水栓の接続口が一致しない場合、後付け偏心管を使用する事で細かなピッチを調整しサーモスタット水栓が取付可能になります。
新規水栓の取り付け
偏心管にサーモスタット水栓を取り付け、水栓本体が曲がって設置されないよう、水平器を使いながら一箇所ずつ本締めを行います。
水漏れが無いか確認
最後に、通水して各接合部から水漏れが無いか確認します。水漏れがなければ完了です。
水道業者に施工を依頼した場合の施工費用
水道業者に施工を依頼した場合は、様々な工具を用いてクランクごと水栓を交換するため、後付偏心管の材料費は不要です。以下の金額が目安となります。
項目 | 金額 |
---|---|
サーモスタッド水栓本体 | 22,000円 |
交換作業費 | 15,000円 |
諸経費 | 5,000円 |
合計 | 42,000円 |
交換目安とサイン
以下の症状が見られた場合、交換を検討しましょう。
- 水漏れ
- ハンドルの動きが悪い
- 水量が不安定
- 設置から10年経過
浴室の水栓交換は難しそうに思えますが、後付偏心管を使用すれば初心者でも簡単に作業が可能です!偏心管を活用することで、古い配管の位置調整が容易になり、壁内配管の破損リスクも軽減されます。
本記事では、水栓交換の手順や注意点をわかりやすく解説しました。水漏れやハンドルの不調など交換のサインが現れたら、ぜひ挑戦してみてください。もし不安な場合は、弊社への施工依頼もご検討ください!