

「台所のキッチンパネルが傷ついたり、剥がれてしまって困っている…」そんな悩みをお持ちではありませんか?
古くなったパネルを交換するには高額な費用がかかると思われがちですが、実は「重ね張り」という方法でコストを抑えて修理が可能です。
この記事では、キッチンパネルの重ね張りについて詳しく解説します。
この記事でわかること
- キッチンパネル重ね張りのメリットとデメリット:重ね張り工法の利点と注意点を比較して、賢い選択ができます。
- 工事に必要な材料と手順:具体的な材料リストと工事の流れを理解し、準備を進める参考に。
- DIYと業者依頼の違い:DIYでの施工方法や、業者に依頼した場合の見積もり例を知ることができます。
キッチンパネルが劣化すると起きる現象
1.傷
キッチンパネルは日々の調理や清掃で少しずつ傷がついていきます。細かい傷が増えると、見た目が古びてしまい、キッチン全体の清潔感が損なわれます。
2.剥がれ
湿気や熱、経年劣化によりパネルの表面材が剥がれてしまうことがあります。剥がれた部分から水分や汚れが浸透することで、さらなる劣化を引き起こす原因にもなります。


キッチンの劣化は衛生的にも良くないし、早めに対処したほうが良さそう
必要な材料・準備
今回使用した材料
- キッチンパネル(幅920mm×高さ1840mm×厚み3mm)×2枚
- 小口見切り材
- 接着剤(キッチンパネル用)
- 両面テープ(キッチンパネル用)
準備のポイント
- パネルの色やデザインは既存のキッチンの雰囲気に合わせて選びましょう。
- 接着剤やテープは施工場所に合った強度のものを選ぶことが重要です。
工事の手順・流れ
1.キッチン付帯品の取り外し
レンジフード、吊元照明器具、コンセントなどを取り外し、作業しやすい環境を整えます。
2.パネルのカット加工
必要なサイズに合わせてキッチンパネルをカット。正確な測定がポイントです。
3.パネル裏面の準備
接着剤と両面テープをパネル裏面に均等に貼り付けます。
4.パネルの貼り付け作業
既存のパネルの上に新しいパネルを重ねて貼り付けます。

5.隙間を塞ぐシーリング作業
マスキングテープで養生し、シーリング材を隙間に充填して仕上げます。

6.完成!


傷も見えなくなってピカピカに!
重ね張りのメリット・デメリット
メリット
火気が使用されるキッチン周りでは傷や破損をシート施工で補修する事はNG。
でも、キッチンパネルの張替をしようとするとキッチン全体を一度取り外す必要があり、廃材も多く出てしまいます。
重ね張りを行えば、材料とパネルの貼付作業だけで済むため、コスパ良くキッチンパネルの修理を行う事ができます。
デメリット
キッチンパネルの厚みは3mmのため、一度目は重ね張りをしてもほとんどその厚みは目立ちませんが、
2度目、3度目と重ね張りを行うと厚みが大きくなり、レンジフード等の器具とパネルが接触し上手く収める事ができなくなる可能性があります。
その場合、一度重ね張りしたパネルを撤去してから重ね張りを行う等の処置が必要となります。
工事内容のQ&A
重ね張りはすべてのキッチンパネルで可能ですか?
A:
素材や状態によって異なるため、事前に専門家に確認してください。
厚みが増して不便になることはありませんか?
A:
重ね張りは3mm程度の厚み増加があり、レンジフード周り等の隙間幅が狭い場合、重ね張りが対応不可となる場合がございます。
見積例
項目 | 内容 | 金額 |
---|---|---|
パネル費用 | キッチンパネル2枚 | 24,000円 |
材料費 | 小口見切り材、接着剤、両面テープ | 8,000円 |
工事費 | パネル貼り付け、シーリング作業等 | 35,000円 |
小計 | 67,000円 | |
消費税(10%) | 6,700円 | |
合計 | 73,700円 |
まとめ
キッチンパネルの傷や剥がれにお悩みの方でも、重ね張り工法を利用すれば、低コストで美しく修理が可能です。
DIYが得意な方はご自身で挑戦してみても良いですが、専門業者への依頼で安心感を得られる場合もあります。
無料見積もりや相談を活用して、最適な方法でキッチンをリフレッシュしましょう!