
引戸がガタガタ、重い、床をこする…そんなストレスありませんか?これはレールの摩耗や破損が原因かもしれません。
今回は新築から20年以上経過し、引戸レールが破損してしまったお宅の交換事例です。解決策はシンプルですが効果抜群。強度のあるアルミ製フラットレールに交換することでスムーズな開閉が復活しました。

引戸が軽くなるとストレスがなくなって快適になるよ!
引戸がガタつく原因は?
日常的に使う引戸は、頻繁な開閉や長年の使用によって少しずつ劣化します。とくにレール部分の摩耗や戸車の損傷が進行すると、次のような不具合が発生します。
- レールの破損・欠損: 長期間の使用や重量物の通過でレールが傷つく。
- 戸の下部がこすれる: 戸が垂れ下がり、開閉がスムーズにできなくなる。
- 引戸が重い: 戸が滑りにくくなり、開閉に力が必要になる。
こうした症状が見られたら要注意。建具の耐用年数は、使用頻度や設置環境にもよりますが15〜20年程度と考えられています。湿気の多い場所や重い引戸を頻繁に使用するなどであれば更に短くなりがちです。
引戸の調子が悪いときのチェックポイント
- レールに歪み、破損、異物などはないか?
- 戸車の破損、異物の挟み込みはないか?
- 引戸と枠の建付けが歪んでいないか?
滑りが悪いと感じたら、まずは全体をチェックして原因を把握しましょう。今回はレールが破損していたため、丈夫で滑りの良いアルミ製フラットレールに交換することになりました。

あまり放っておくと傷みが進行し、余計に修繕費用がかかることも。そうなる前になんとかしたいね
工事手順
それでは作業の様子を順を追って見ていきましょう。
引戸付近に家具や荷物がある場合は、事前に片付けておきましょう。レール周りにホコリやゴミがたまっていると工事に影響する場合もあるので、簡単に掃除しておきます。

施工前の状態。レールの端が欠けています。開閉の不都合だけでなく、ひっかけによる怪我も心配です。
1. 既存レールの撤去

まず、古いレールを丁寧に取り外します。床を傷つけないよう慎重に作業します。
2. 既存レール下地の撤去

劣化した下地材を撤去し、表面を平らに整えます。次の工程の仕上がりに影響する重要なポイントです。
3. 新規レール用の下地を新設

新しい下地材として12mmのラワン合板を設置。水平を確認しながら固定します。ここで歪みがあると最終的な引戸の動きに影響が出るので、慎重に作業します。
4. 新規レールの取り付け

アルミ製フラットレールを下地に固定します。ここでも歪みがないかよくチェックします。
5. 完成

引戸を元に戻して動作確認。軽く、スムーズに動くことを確認したら完了です。

丈夫なレールがついて安心だね。引っかかりもなくなって本当によかった!
施工時に気をつけること
レール交換ではミスしやすいポイントもあるのでご注意ください。一度間違うと取り返しがつかないことも…。
DIYでの交換も可能ではありますが、もし挑戦するならより一層気をつけたいですね。
レールの長さ
交換後のレールの長さが合っていないと、収まりが悪くなってしまいます。無理やり収めると不具合にもつながります。長さは正確に測りましょう。
下地処理の不備
下地が劣化しているのにそのまま新しいレールを取り付けてしまうと、歪みや段差から引戸が外れてしまうおそれがあります。傷んでいる場合は必ず新しい合板などで下地を整備しましょう。木下地が必須です。
水平確認不足
レールが水平に取り付けられていないと、引戸が片方に寄ったりスムーズに動きません。逐一に水平を確認しながらレールを固定しましょう。最終ネジ止め前にも必ずチェック。
よくある質問
DIYでも交換できる?
工事にはどれくらい時間がかかる?
お見積例
今回の工事にかかる費用の一例です。材料や状況により異なります。
項目 | 費用 |
---|---|
引戸レール部材 | 6,000円 |
既存レール下地材 | 3,000円 |
上記交換作業費 | 25,000円 |
廃材処分費 | 3,000円 |
諸経費 | 5,000円 |
小計 | 42,000円 |
消費税 | 4,200円 |
合計 | 46,200円 |
引戸が軽くなれば心も軽く快適に!
アルミ製のレールは耐久性もあり、スムーズな開閉が長続きします。引戸の動きが軽くなれば、きっと毎日のストレスが減って気持ちがよいはず。
「調子が悪いけど、まだ使えるから大丈夫かな…」と思っている方も多いかもしれません。後回しにしがちな箇所ではありますが、早めの対処が費用と手間の節約につながります。
引戸のお悩みがありましたらぜひお気軽にご相談ください!不具合の状況を丁寧に把握し、ご要望に沿った改善策をご提案いたします。